先月に引き続き、ツイッターから転載。
6/6讀賣書評。片山杜秀の担当はダニエル・レヴィティン『音楽好きな脳』。小脳は音楽に反応し敵から逃げたり獲物を捕まえたりするのと関係しているらしい。石原あえか『科学する詩人ゲーテ』も取り上げられている。2月に片山が書評した末延芳晴『寺田寅彦 バイオリンを弾く物理学者』を想起する。
6/13讀賣書評。片山杜秀は休。河合香織評、小関智弘『越後えびかずら維新』に注目。瞽女の語る川上善兵衛の日本ワイン事始め。「瞽女は男性と恋仲になれない掟がある…その思いを込めるかのように」言い難いことも進言した由。「はなれ瞽女おりん」の世界だ。
6/20讀賣書評。片山杜秀の担当は北村寿夫『新諸国物語』第1巻(作品社)。同作は戦後初期の国民的大ヒットシリーズであり、島国に押し込められた日本の国民感情が反映されている。さて来週の片山さんは。難しいが堀江則雄『ユーラシア胎動』(岩波新書)か
6/27讀賣書評、片山杜秀の担当は川本三郎『いまも、君を想う』。対談したばかりだしなあ。本書は結びに短歌が数首出てくるのが鍵。亡妻記は「俺の悲しみは俺にしか分からない」になりがちだが、短歌は言葉が削られる分思いが匿名化して共有可能になりやすい。
※付録
6/23朝日夕刊、片山杜秀の演奏会評。スウェーデン放送合唱団の「薄くても破れない」声を「天才陰陽師が水も漏らさぬ結界を張るかの如し」と評。非実在を比喩にもってくるとは参った。曲目はバーバー「アニュス・デイ」、マルタン「ミサ」、サンドストレーム「主を讃えよ」、プーランク「人間の顔」
2010年6月30日水曜日
2010年6月8日火曜日
片山杜秀書評、2010年5月
片山杜秀は讀賣新聞の書評委員を務めている。その書評をツイッターに記録しているので、一月ごとにブログに転載することとする。
(以下ツイートを転載、太字その他はここで加工)
5/2讀賣書評レポ。片山杜秀の担当はモラスキー『ジャズ喫茶論』。ジャズ喫茶に関する冷静な研究は少なく、本書はその空白を埋めるもの。さて来週の片山さんは。候補多し。『伊藤博文』は井上寿一に回り、片山氏は『一海知義著作集6』か。『ダーウィンの夢』も 2:41 PM May 3rd webから
5/9讀賣書評レポ。片山杜秀は休。瀧井一博『伊藤博文』評は井上寿一、『一海知義著作集6 文人河上肇』は野家啓一。井上は、伊藤は忘れられたと書いている。近代日本研究などしているととてもそうは思わないが、一般にはそうなのかも知れない。さて来週の片山さんは。『高山寺蔵 南方熊楠書翰』か 1:53 AM May 11th webから
※5/16はメモするのを忘れた。片山は櫻井義秀・中西尋子『統一教会』(北大出版会4935円)を書評している。
※5/23は片山さんお休み。
5/30讀賣書評。片山杜秀は『ヒトラーとバイロイト音楽祭』を評。何と書き出しは「『赤毛のアン』は」。ワーグナーの息子の嫁とアンは孤児で老夫婦に預けられたところが共通。「彼女の人生を『赤毛のアン』と二重写しにしてオペラにしたい」。書いてくれ!さて来週の片山さんは。『音楽好きな脳』か 4:10 AM Jun 1st webから
(以下ツイートを転載、太字その他はここで加工)
5/2讀賣書評レポ。片山杜秀の担当はモラスキー『ジャズ喫茶論』。ジャズ喫茶に関する冷静な研究は少なく、本書はその空白を埋めるもの。さて来週の片山さんは。候補多し。『伊藤博文』は井上寿一に回り、片山氏は『一海知義著作集6』か。『ダーウィンの夢』も 2:41 PM May 3rd webから
5/9讀賣書評レポ。片山杜秀は休。瀧井一博『伊藤博文』評は井上寿一、『一海知義著作集6 文人河上肇』は野家啓一。井上は、伊藤は忘れられたと書いている。近代日本研究などしているととてもそうは思わないが、一般にはそうなのかも知れない。さて来週の片山さんは。『高山寺蔵 南方熊楠書翰』か 1:53 AM May 11th webから
※5/16はメモするのを忘れた。片山は櫻井義秀・中西尋子『統一教会』(北大出版会4935円)を書評している。
※5/23は片山さんお休み。
5/30讀賣書評。片山杜秀は『ヒトラーとバイロイト音楽祭』を評。何と書き出しは「『赤毛のアン』は」。ワーグナーの息子の嫁とアンは孤児で老夫婦に預けられたところが共通。「彼女の人生を『赤毛のアン』と二重写しにしてオペラにしたい」。書いてくれ!さて来週の片山さんは。『音楽好きな脳』か 4:10 AM Jun 1st webから
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